婚活デートと普通のデートは違う?
婚活デートと普通のデートで違う点は2つあります。1つは、出会い方です。
普通は会社や学校で知り合った人や友達から紹介された人と約束してデートに行きますが、事前に面識のあるケースがほとんどです。
それに対し、婚活デートは婚活サイトやマッチングアプリ、結婚相談所、婚活パーティーといった婚活サービスを通して出会った人と行くデートであり、初デートが初対面のケースも珍しくありません。お互いのことをよく知らないままデートをするため、相手に配慮したデートプランを組まなくてはいけません。
もう1つの違いは、結婚を意識したデートだということです。普通のデートは恋人として付き合えるかどうかを確認するために行きますが、婚活デートは結婚相手にふさわしいかを確認するために行います。
居心地のよさやお店でのマナー、相手への気配りなど、普通のデートと比べてチェックすることが多くなるのが婚活デートです。
【婚活サービス別】婚活デートの上手な誘い方
婚活デートを上手に誘う方法を解説します。デートの誘い方は“マッチンアプリ・婚活サイト”、”結婚相談所”、”婚活パーティー”など、利用している婚活サービスごとに違います。
マッチングアプリ・婚活サイト経由の場合
婚活サイト・マッチングアプリでデートに誘うタイミングは、早すぎても遅すぎてもいけません。早すぎれば会うのを焦っていると取られるかもしれませんし、遅すぎると自分に対して興味がないと思わせてしまうかもしれないからです。
ベストなタイミングは、メッセージのやり取りから1週間ほど経過した段階で、かつやり取りが盛り上がっているときがよいでしょう。デートに誘う方も誘いやすいですし、相手も会ってみたいなと思ってくれている可能性が高いです。
誘い文句は、「一度お会いしたいです。ご飯でもどうですか?」とシンプルにしましょう。特に難しいことは考えなくてもよいので、今がタイミングだと感じたらストレートに誘ってみてください。
結婚相談所経由の場合
結婚相談所では、最初のお見合いの後にお互いが会いたいと思えば、結婚相談所を通じてフルネームと連絡先(電話番号)を交換します。
データマッチング形式の相談所の場合、連絡先を交換したら男性から女性へ連絡し、次に会う日を決めたりLINEIDを交換したりして会う準備を進めていきます。
一方、お見合いコンシュルジュなど仲介が入るコンサルティング型の相談所の場合は、コンシュルジュを通じてデートの約束を取り付けることが多いでしょう。
結婚相談所経由での初デートは一度お見合いで顔を合わせているため、比較的デートに誘いやすいのがメリットです。
婚活パーティー経由の場合
婚活パーティーでは、パーティー中に連絡先を交換してデートの約束をするパターンと、パーティー後にカップリング発表があり、そのタイミングで連絡先を交換するパターンの2つがあります。
婚活パーティーの当日にデートに誘うことができればスムーズですが、お互いの予定次第では後日改めてという形になることも多いでしょう。
ポイントはできるだけ期間を空けずにデートに誘うことです。婚活パーティーでは、カップリングした男女の半数が次につながらないといわれており、理由は”次のデートの約束を言い出さない”というシンプルなものです。
最低でも2週間以内を目安に誘いましょう。パーティーで話した内容をフックに、「〇〇のお店を見つけたので行ってみませんか?」などと気軽に誘うとよいと思います。
初デートのお誘いで注意する点
相手を初デートにお誘いするときには以下の点に注意しましょう。
- デートはお昼にする
- デートの場所はカフェやレストランにする
- お互いにアクセスしやすい場所で待ち合わせる
- ドライブデートやお家デートは避ける
初めての婚活デートは、お互いに相手がどんな人を確かめる作業です。いきなり1日コースのデートだと疲れてしまうため、カフェやレストランでランチするなど2時間程度のデートプランにしましょう。
最初は遠出するよりも、お互いにアクセスしやすい場所で待ち合わせ、なるべく近場でデートするのが気軽でよいです。距離が縮まる前にドライブデートやお家デートはしないでください。相手の警戒心を高めてしまい、失敗に終わる可能性が高くなります。
婚活デートを成功させるための5か条
婚活デートを成功させるための5か条は、“デートの事前準備”、”デートプラン”、”デートのファッション”、”デート中の会話”、”デート後のお礼”です。詳しくみていきましょう。
1.デートの事前準備
デートの事前準備は非常に大切です。事前に計画を立てておくことで、当日は余裕を持って行動することができますし、相手からも準備したことに対して感謝されます。事前準備は、主に以下の点を意識しましょう。
- デートコースは相手と相談して決める
- 前日に相手へ連絡する
- 当日の会話の内容をシミュレーションする
デートは相手をもてなすつもりで準備しましょう。そのためにも、相手が行きたいところややりたいことを事前に聞いておき、計画に組み込むとよいです。
また、初デート前に忘れてしまいがちなのが相手への事前連絡です。事前連絡がないと相手が本当にデートしてもらえるのか不安になってしまうため、前日に必ず連絡しましょう。その際は、会えるのが楽しみであることを率直に伝えると、相手も喜んでくれるでしょう。
初デートは緊張するため、話す内容がうまく出てこないことも予想されます。そのため、前日に大体こんな話で盛り上がりたいといったものを2~3個用意しておくと安心です。
2.デートプラン
デートプランを立てる上でポイントとなるのは以下の3点です。
- 時間に余裕を持ったスケジュールにする
- お店の予約や周辺情報の確認をする
- 当日の天気を確認し別プランも考えておく
デートは必ずしも予定通りに進むわけではありません。食事中の会話が盛り上がったり、移動の途中で気になったお店に入ったりということがあり得ます。そのため、デートプランは時間に余裕を持って立てておきましょう。
また、当日利用する飲食店などは予約を入れておくとよいです。休日は人が多く、入りたい店にいつでも入れるわけではありません。食事のためにぐるぐる歩き回ることになれば、せっかくのデートの雰囲気が台無しです。それと、食事だけではなく周辺地域のデートスポットの場所や営業時間もチェックしておき、どんな流れで見て回るかも合わせて考えておきましょう。
デートの当日は、雨で行きたいスポットに行けなくなるなどの場合もあり得ます。当日の天気は前日に確認しておくのと、映画館など雨の日でも楽しめる屋内のデートスポットを調べておくことも重要です。
3.デートのファッション
婚活デートでのファッションは相手への第一印象をよいものにするために大切です。具体的には以下の点に注意しましょう。
- きれいめでシンプルな服装がベスト
- 清潔感を意識する
婚活デートは男女ともきれいめでシンプルな服装が一番です。気合が入りすぎて奇抜なファッションになってしまうのはリスキーなのでおすすめしません。
男性なら、ジャケットとパンツという王道スタイルがおすすめです。ジャケットは季節に関係なく着ることができますし、インナーのシャツを変えるだけでも着回せるため、ちょうどいいものがなければデート用に購入してもよいでしょう。
女性も男性と同じくシンプルなファッションがポイントとなりますが、最初のデートだけは特別感を演出するためスカートを履いてもよいかもしれません。スカートは女性らしさがわかりやすく出るため、男性からの印象もよくなります。2回目以降のデートであれば、パンツスタイルやワンピースなどもおすすめです。
また、服装に限らず髪の毛や爪、お肌のお手入れも念入りに行いましょう。せっかくファッションが決まっていても、髪の毛がぼさぼさだったりお肌が荒れていたりしたら、相手にマイナスの印象を与えてしまいます。
4.デート中の会話
デート中の会話はある程度事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。忘れそうであれば、メモをしておくのもよい方法です。そうすることで当日は緊張していても落ち着いて会話ができるでしょう。具体的には以下のポイントを意識してみてください。
- 相手のプロフィールをチェックしておく
- 好きな食べ物や趣味の話題なら間違いなし!
- 初デートでは結婚に関する話題をあえてしない
- ネガティブな会話をしない
- 聞き上手になることを意識する
婚活サービスを利用している場合は、相手のプロフィールから会話をシミュレーションしておくと盛り上がりやすいでしょう。プロフィールがないなら、好きな食べ物や趣味の話など、お互いに興味を持ちやすい話題がベストです。
注意するべきは、初デートでの結婚に関する話題です。話の流れ次第で絶対によくないわけではありませんが、基本的には最初のデートの場合、軽い話題が好まれます。もちろん、会社の愚痴や世の中の不満などネガティブな話題もNGなので気を付けましょう。
デート中の会話は相手にもたくさん話してもらうことで盛り上がります。こちらが話すネタを提供することも大事ですが、聞き上手になって相手から会話を引き出すことも心がけましょう。相手の話には興味を持ち、質問をしながら会話を盛り上げていってください。
5.デート後のお礼
デート後のお礼は、次回のデートにつながるため必ず行いましょう。解散してからなるべく早めに連絡することで相手に好印象を与えることができます。内容は、「今日は楽しかったです。次回も楽しみにしています。」といったシンプルな文面で構いません。
このようなお礼の連絡があると、家に帰ってから1人になったときもデートの余韻を楽しむことができます。デートでは男性がお金の支払いをすることも多いため、女性はそのお礼も忘れずに添えるようにしましょう。
【回数別】婚活デートでの過ごし方を徹底解説!
婚活デートを“1回目”、”2回目”、”3回目”、”4回目以降”に分けて、それぞれの上手な過ごし方を解説します。特にデートプランや会話の内容は、デートを重ねた回数で変えたほうがよいので参考にしてみてください。
1回目
婚活デートの1回目は自分のことを知ってもらい、そして相手のことを知るための場になります。そして、2回目のデートにつなげる意味でも非常に重要です。
【服装】
服装や身だしなみに清潔感を意識しましょう。男女ともにシンプルでキレイめなファッションが好まれます。出かける前に服のシワや爪の手入れなど細部までチェックを欠かさないようにしましょう。相手のことはついつい細部まで気になるもので、意外とよく見られています。
【デートプラン】
先述した通りデートはお昼に設定し、2~3時間を目安にしましょう。落ち着いたカフフェやレストランでゆったりと会話を楽しみ、周辺を散歩するくらいのプランがちょうどいいと思います。また、お店は事前に予約しておくとスムーズです。
【会話】
会話は相手のテンポに合わせて聞き上手になることを意識しましょう。また、こちらからも楽しい話題を提供できるよう、事前にプロフィールをチェックしたり相手にリサーチしたりして、会話のネタを2~3個用意しておくと安心です。
また、結婚についての話題にはそこまで触れないでおきましょう。1回目から具体的に結婚の話を色々と聞いてしまうと、相手によっては重いと感じてしまうことがあります。趣味の話題や休日の過ごし方など、軽いテーマが1回目のデートには向いているでしょう。
【デート後】
デートが終わり、別れ際になったら次も会いたいという意思を明確に表しましょう。「次は〇〇に行きたいですね」や「〇〇にも行ってみたいです」といった意思表示はお互いの気持ちを盛り上げます。
お別れしたら、なるべく早めにお礼の連絡をしましょう。「今日はありがとうございました」、「色々な話ができて楽しかったです」などの会話をし、デートを締めくくるのがおすすめです。
2回目
1回目のデートが好印象であれば、自然と2回目のデートにつながります。目安としては、初デートから2~3週間以内に設定するのがおすすめです。1回目はお互いのことを知ることがテーマで軽い話題が中心でしたが、2回目は今後お付き合いができるかという視点で、相手の性格や価値観などを知るためのデートになります。
【服装】
服装は1回目と同じくシンプルでキレイめなファッションがおすすめです。婚活デートでは、基本的に個性的なファッションは避けた方が無難だと思います。2回目のデートだと緊張もほぐれて、婚活用のファッションではなく普段の服装で行くのもありかと思いがちですが、ラフすぎてイメージと違うということも起こりえます。まだまだ初期段階なので、婚活用のファッションで行きましょう。
【デートプラン】
デートプランも1回目と同じく2~3時間で考えておきましょう。ただし、2回目はお昼でなく夜のデートにするなど少しパターンを変える方が楽しめます。食事後は周辺のデートスポットなどを散歩するのもおすすめです。
【会話】
2回目のデートでは、1回目のデートと同様に趣味の話など軽い話題も楽しみつつ、相手の価値観(仕事に対する考え、お金に対する考えなど)なども聞いてみましょう。お付き合いに向けて、相手の素の部分がどうなのかということも知っておきべきです。ただし、まだ結婚についての具体的な話はしないでおきましょう。
2回目だと少しずつ相手のこともわかってきて、打ち解けてきます。それだけに、ついつい馴れ馴れしい言動や失礼な質問をしてしまうことがあるため注意が必要です。まだお互いに相手を見極めようとしている段階なので、フランクになりすぎないように気をつけましょう。
【デート後】
デート後は、1回目と同じく相手へのお礼を伝えましょう。お互いに相手への感謝を表すことで、次のデートにつながります。
3回目
婚活デートの3回目が実現すれば、お互いに好意を抱いている可能性は高くなります。3回目のデートで告白をするパターンも多く、極めて大切なデートといえるでしょう。
お付き合いを経て、結婚まで考えることができる人かどうかを見極めるためにも、相手との相性や人生観にも積極的に触れましょう。
【服装】
1回目2回目と同じく婚活用のファッションで行きましょう。3回目は特別なデートなので、よりオシャレをしていくことを心がけ、身だしなみにも細心の注意を払いましょう。
【デートプラン】
3回目のデートはこれまでのように落ち着いたデートではなく、一緒に楽しむことができるアクティブなデートがおすすめです。
できれば遊園地や水族館などで楽しんだ後、夜は食事をして帰るといった1日コースで考えることをおすすめします。長い時間を過ごすことで、これまでみえなかった相手の一面が垣間見えることもあり、理解を深めることができます。
お互いのムードがいい感じであれば、告白するのが望ましいです。告白のタイミングは早すぎても遅すぎてもよくないため、その点で3回目のデートはちょうどよいといえます。余計な言い回しなどは考えず、「好きです。付き合ってください。」とシンプルに気持ちを伝えると成功しやすいでしょう。
【会話】
3回目のデートでは、結婚感や理想の家庭像など少し踏み込んだ話題もぜひしてみましょう。“どんな家庭を築いていきたいか”、”子供はほしいか”、”共働きを望むか”といったことも話しながら、相手の考えを知ることで今後の判断材料となります。
相手からも突っ込んだ質問をされるかもしれませんが、真剣な交際を望むのであれば包み隠さず正直に自分の思いを話しましょう。
4回目以降
4回目以降になると、すでに告白をしてカップルになった人、告白をしたけど返事を待っている人、これから告白する人などに分かれていると思います。
すでにカップルになった人は、時間をかけてゆっくりとデートをしましょう。ドライブで遠出したり、泊りがけの旅行にいったりというのもよいと思います。会話ではこれまでに話してこなかった深い話をしたり、金銭感覚などを確認したり、より相手のことを知って結婚に向かって進んでいけるデートにするのがおすすめです。
告白が保留になっている人は、3回目と同じように楽しいデートをしつつ、相手のことを知れるよう色々な話をしましょう。告白が保留になっている場合のポイントは、相手に告白の返事を急かさないことです。あくまで相手が心を決めるまで余裕を持って待つ姿勢が好感を生みます。
返事を保留にしている側の人も、焦って答えなくてはと思う必要はありません。デートを通して相手のことをたくさん知った上で返事をしましょう。
これから告白をする人は、デートを設定するときに告白しやすいデートプランを考えてみましょう。個室のお店でのデートやドライブデートは密室空間となり、告白するのに自然なシチュエーションです。
また、告白を待っている人は告白しやすい状況を作ってあげることも考えてみてください。あえて手をつないだりボディタッチをしたりして、心を許していることを伝えましょう。「〇〇さんといると楽しい」などの言葉も告白を後押しします。
【おまけ】婚活デートは男女でチェックポイントが違う?
大手結婚相談所のパートナーエージェントが公開したアンケートによれば、婚活デートでチェックするポイントは男女で若干違っていることがわかりました。相手からどのようなところをみられているのかを知り、対策しておきましょう!
男性は居心地や会話の相性をみている
男性は、”話があうかどうか会話の相性”をチェックする人が75%、次いで”一緒にいるときの居心地”をチェックすると答えた人が72%で、この2つの項目が圧倒的に多いそうです。
この結果から、女性は話があうと思われるための会話ができることや気遣いができることが重要だといえます。先述したとおり、事前にプロフィールをみれるのであれば相手の好きな話題を調べておいたり、プロフィールがなくても相手との会話の中で興味のあることをみつけ、話を振ってみたりするとよいでしょう。
また、相手を積極的に気遣う姿勢をみせることも大切です。デートでたくさん歩いたら「疲れてませんか?」と聞いたり、食事中に相手のグラスが空になっていたら「何を頼みますか?」と聞いたりすると、男性は嬉しく思うでしょう。
女性はマナーや態度、気配りなども総合的にみている
女性も男性と同じく、”一緒にいるときの相性 “をチェックする人が81.7%、次いで、”話があうかどうか会話の相性”をチェックする人が77.5%と、上位2つの項目は変わりません。
しかし、女性の場合は“態度や言葉遣いなどの基本マナー”も77.5%で、”配慮や気配りができるかどうかの優しさ”も67.5%と高く、男性よりも総合的にみて判断しています。
男性はデートスポットの係員さんやお店での店員さんに対する態度などは気をつけましょう。また、「歩く速度早すぎないですか?」や「体調は大丈夫ですか?」といったさりげない優しさをみせられるかどうかも重要だといえます。
参考:PRTIMES「婚活デート、男女でチェックポイントは違っていた」
婚活デートは上手に誘い楽しく過ごして成功させましょう!
婚活デートは結婚前提である分、普通のデートよりも相手へのチェックポイントが多くなりがちです。しかし、本当に大切なのはデート自体を楽しむことであり、人間として相手を尊重することです。
デートが楽しくなるよう上手に計画して、婚活デートを成功させましょう。あなたの婚活がうまくいきますように。
コメント