婚活中は相手へお断りをすることもありますが、その時に相手を傷つけないようにすることが大切です。お互いの婚活成功のためにも気持ちよくお別れし、次のステップへと進みましょう。パターン別に3つの例文を紹介していますので、参考にしてください。
婚活での断りは当たり前のこと
婚活での断りは、当たり前に起こることです。お互いに最高の結婚相手を求めて活動しているわけで、性格や条件面での不一致を感じた場合は、お付き合いを断って次のステップに進むべきです。
相手を傷つけてしまうのではと断りを保留することは、相手を思いやっているようで実はより傷つけてしまう行為です。なぜなら、断りを入れないことで相手はアプローチを続けますが、あなたにその気がなければすべて時間の無駄になってしまうからです。
まだ関係性が出来上がる前であれば傷も浅くて済みますが、ズルズルと引っ張った上で断られてしまったら相手は大きなダメージを負ってしまいます。婚活での断りは当たり前のことだと割り切り、結婚相手として見られないと思ったら早い段階で断るのが誠意です。
直接会って断るかは相手との関係性による
直接会って断るべきか、それともメールなどで断ってもよいのかは、関係の深さで判断しましょう。
例えば、1回しか会ったことがない相手だったらメールで断るのもありです。まだ関係も浅い段階ですから、むしろ直接会う手間を取らせないことを考えた方がいいかもしれません。また、この段階であれば文章で断られた方が相手も気持ちが切り換えやすく、諦めやすいともいえます。
しかし、2回3回と会っている場合はある程度の関係性ができているため、直接会って断った方が丁寧です。文章だけだと急に関係を切られた感じを受けてしまうかもしれません。
婚活で断るときに大切な4つのポイント
婚活で断る時に大切な4つのポイントは、”相手の魅力を伝える”、”自分が悪いことを伝える”、”相手に合わせて断り方を変える”、”お礼→断り→謝罪→お礼の流れを意識する”ことです。それぞれ詳しくみていきましょう。
1.相手の魅力を伝える
相手のよい部分や魅力的な部分を褒めた上で断るのも、婚活中の上手な断り方のひとつです。例えば、「○○さんは魅力的な人なので自分とは釣り合わない」とか「○○さんくらい素敵だったらもっとよい人に巡り合える」といった表現は、相手の自尊心を傷つけることなく、お互いに気持ちよくお別れすることができます。
ポイントは、ナチュラルに褒めることです。あまりにもへりくだりすぎたり相手を持ち上げすぎたりすると不自然になってしまうため、気をつけましょう。
2.自分が悪いことを伝える
自分が悪いことを伝えるという方法も、婚活では上手な断り方のひとつです。「私が未熟なばかりに…」や「私のわがままで…」ということで、相手に否がないことを伝えられますし、同時にこれ以上アプローチしても無駄であることを伝えられます。
3.相手に合わせて断り方を変える
婚活中は相手によって断り方を変えるのがおすすめです。例えば、押しが強いタイプでデートもしつこく誘ってくる人は遠回しに断るよりも、以下の通りはっきりと伝えた方が効果的です。
- 今後のデートは受けられません
- 何度誘われても同じことです
- 結婚相手として考えられません
一方、寡黙なタイプは自尊心が強いケースが多いので、断りの前に感謝や尊重の気持ちを添えるのがポイントです。
- 【感謝】誘ってくれてありがとうございます。しかし…(断り文句)
- 【尊重】○○さんは本当に素晴らしい人です。しかし…(断り文句)
中には性格が明るくてあっけらかんとした人もいますが、このタイプの人は断られても次への切り替えが上手であることが多いです。「楽しかったですが、少しタイプと違うかもしれません」など、軽めの断り方でも大丈夫なケースが多いでしょう。
明るくて積極的な人ほど、深刻な感じで断ってしまうと逆に不快にさせてしまうことがあります。
4.お礼→断り→謝罪→お礼の流れを意識する
婚活で上手に断るには、”お礼→断り→謝罪→お礼”といった一連の流れを意識した文章にすることです。冒頭では、日ごろやり取りをさせてもらっていることへのお礼を伝えます。
次に断り文句をはっきり書きます。くれぐれも曖昧にならないように伝えるのがポイントです。また、相手の意に沿えなかったことに対して丁寧に謝罪します。
そして、最後は相手との出会いについて感謝していることを伝えます。この一連の流れを意識すると、誠意が伝わりやすい文章となります。
婚活でのNGな断り方
婚活でのNGな断り方は、”うそをついて断る”、”曖昧にする”、”相手の悪い部分を指摘する”、”連絡を無視する”、”ドタキャンする”ことです。今後会うこともないと思い、NGな断り方を繰り返している人は決して婚活が成功することはありません。
うそをついて断る
断る時にはうそをついてはいけません。なぜなら、万が一相手に伝わったときにより大きいショックを与えてしまうからです。
例えば、”実家に帰ることになった”とか”別の人と結婚することになった”など、事実無根なことを理由にしてしまうと、婚活を続けていく上で万が一相手にわかってしまったら取り返しがつきませんし、トラブルの元になります。事実を明かさない(本当の断り理由をいわない)ことと、うそをつくことは違います。
曖昧にする
曖昧な断り方はこちらの意思が相手に伝わりにくいことがあるためやめましょう。傷つけたくないという思いから、ついつい直接的な表現を避けてしまうと結局何が言いたいのかわからなくなってしまいます。
断る時は、”今後会うつもりはない”ことや”連絡を取らない”といった意思がしっかりと伝わる表現にするべきです。その時は罪悪感があるかもしれませんが、長い目でみるとお互いの時間を無駄にせず、もっとも誠実な対応であるといえます。
相手の悪い部分を指摘する
断る時に相手の悪い部分を指摘するのはよくありません。”性格が気にいらないから”とか”考え方があわないから”など、悪い部分をあげつらったところで相手にも自分自身にも一切プラスにならないからです。
連絡を無視する
デートに誘ってもらっていて、連絡を無視するのは非常に失礼な行為です。自分の立場になって考えればわかりますが、意中の人を誘ってそれが無視されたらどんな気分になるでしょうか。
断りを入れるのは気が進まないものですが、誠意を持って対応しましょう。
ドタキャンする
実際に会う約束をしておいてドタキャンすることは、連絡を無視することよりも悪質です。相手はデートのためにスケジュールを調整し、お店を予約するなど準備を進めています。そのような背景を想像すれば、ドタキャンはできないはずです。
仮に誘われた時点で気が進まないのであれば、なるべくその時点で断るようにしましょう。すぐに答えが出せない場合は、「少し待ってもらえますか?」と正直に伝えるのがよいです。
【パターン別】婚活で使える断りの例文集
婚活で使える断りの例文を”1回も会っていないとき”、”1回会ったとき”、”数回会ったとき”の3パターンに分けました。こちらを参考に、お互い清々しく別れられるよう断ってみましょう。
1回も会っていないときの断り方
婚活サイトやマッチングアプリを利用すると、1回も会っていない人に対して断りを入れるシチュエーションも出てくるかと思います。そんな時に使える例文をご紹介します。
○○さん、こんばんは。
【お礼】
お誘いいただきありがとうございます。
【断り】
○○さんとは1カ月ほど楽しくやり取りをさせていただきましたが、
結婚に対する考え方や人生観について少し相違が出てきてしまったと感じています。
【謝罪】
せっかくお誘いいただいたのに申し訳ありませんが、今回はお断りさせてください。
【お礼】
ここまで、お忙しい中私のためにお時間を作っていただき、本当にありがとうございました。○○さんが素敵な方と出逢えることを心から願っています。
一度も会っていない相手なので、基本的には簡潔な文章でOKです。お礼や結びの挨拶など、最低限のマナーだけ気をつけましょう。
1回会った場合の断り方
1回会った場合の断り方のポイントは、実際に会えたことに対する感謝を伝えながらもはっきりと断ることです。1度会った人に断りを伝えるのは心苦しいですが、これ以上の進展はないと感じたら早めに伝えましょう。
【お礼】
○○さん、先日は貴重なお時間をありがとうございました。
実際にお会いしてお話を聞くことができ、とても嬉しかったです。
【断り】
ただ、○○さんの結婚や人生に対する考え方は素晴らしいと思う一方で、私では正直役不足であると感じてしまいました。お誘いいただけたことは大変嬉しく思うのですが、今回はご縁がなかったということでお断りさせてください。
【謝罪】
私が至らないばかりに申し訳ありません。
【お礼】
ここまで、お忙しい中私のためにお時間を作っていただき、本当にありがとうございました。今後、○○さんにとって素晴らしい出会いがあることを心から祈っています。失礼します。
数回会った場合の断り方
数回会った場合の断り方は、冒頭で説明した”お礼→断り→謝罪→お礼”の一連の流れに相手の魅力を伝える要素をプラスしましょう。そうすることで、より丁寧な断り方となります。
【お礼】
○○さん、いつもお忙しい中デートにお誘いいただき本当にありがとうございます。
○○さんとお会いする度に新しいことに触れることができ、とても刺激的で楽しい時間を過ごしてまいりました。
【断り→謝罪】
日々、○○さんとの将来を私なりに真剣に考えていたのですが、どうしても将来一緒に家庭を持つイメージが描き切れませんでした。
○○さんの人柄であれば、価値観の違いは一緒に過ごしていく中で少しずつすり合わせていけばよいとも考えましたが、やはり不安もぬぐい切れず、ご縁がなかったということでどうかお許しいただければと思います。
本来は直接会ってきちんとお話するべきところですが、顔を見てしまうとうまくお伝えすることができないかもしれないと思い、筆をとりました。
【相手の魅力】
今回は私が至らず話が進みませんでしたが、○○さんのような素晴らしい方であれば、これからとても良いご縁があると確信しています。
【お礼】
○○さんと過ごした数か月間は私にとってかけがえのない時間です。たくさんの優しさや温かさを与えてくださり、本当にありがとうございました。
これからはそれぞれの道を歩むことになりますが、○○さんの今後の良縁を心より願っております。失礼します。
婚活中は相手に配慮し傷つけない断り方をしましょう
真剣に婚活をしていると、どうしても断らなくてはいけないシチュエーションがあるものです。それ自体は悪いことではありませんので、しっかりと理由を伝えて断りましょう。
婚活での断り方のポイントは誠意を持って相手に伝えることです。嘘をついたり、曖昧にしたりすることは、かえって相手を傷つけてしまうことになるため、絶対にしないようにしましょう。
相手に配慮し傷つけない断り方ができることも、婚活をする上では非常に大切なことです。
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